8/3
青春18切符で鈍行乗り継いで京都から千葉の日向まで約9時間。青春18切符で鈍行乗り継いで行くと、ちょっとした旅気分だ。朝一発の夕方着。おじいちゃん家に行って、父と三人でこじんまりしたバーベキュー。何を食べたって美味しい。星がたくさん綺麗だった。田んぼに蛍を見に行った。流れ星みたい。チカチカ光るときなんかは星々の瞬きのそれに似ている。
8/4
朝、おじいちゃん家。山羊がいる。犬もいる。たくさんの野菜が生っている。おばあちゃんが家の桜の木下に眠ってから一人で彼らの世話をしている。それだけでも一日忙しくなるんだそうだ。おじいちゃんはその桜の木の周りに山百合を50本ほど植えた。山百合がちゃんと咲くことはとても珍しいらしく、色んな人々がそこに山百合を見に来るそうだ。僕が見たことのない白くて大きな花がたくさん咲いていた。なんて素敵なはなむけだろう。おばあちゃんはきっと幸せだ。僕はおじいちゃんが大好きだ。
8/5
僕の本当の地元、東京都町田市成瀬に帰って親友達と会う。昼間から僕らの母校の小学校に勝手に入って三人でキャッチボール。でもその母校にはもうお世話になった先生が一人もいない。それから母校の中学校に行った。僕らがお世話になった先生は校長先生だけが残っていた。校長先生は僕らの事、僕らの同学年の事をよく覚えていてくれた。ユニークな学年だったと語ってくれた。夜は高校時代を共にした三人でお酒を飲んだ。バンド好きな彼らはツバクラメを応援してくれた。彼らに僕らの音楽をいつか見せたい。
8/6
僕の親友が来年の7月に結婚する。二人とも小・中学校の同級生で去年の今頃、僕の気まぐれで二人を引き合わせてしまった。というのも、僕が成瀬に帰る時にいつもは一人ひとり会っていたのを面倒くさがりな僕はその時「いっぺんに二人会っちゃえばいいじゃない!」と思ったのだ。久しぶりの再会を果たした彼らはその日をきっかけに付き合うことになり、結婚まで至ったのである。僕は言わば恋のキューピットということになる。それはもちろん結婚式で何やらすることを頼まれた。曲を作ることになった。僕が演奏して新郎が歌う。こいつは大変だ。でも大好きな二人の為にいい曲を作りたい。
その二人と話した後、同級生のダンサーと話す。劇団四季に入りたいと思っているシンガーだ。レッスンとバイトの日々だそうだ。なんだか目がキラキラしていた。夢を目指している人はそれだけで輝かしい。
夜は高校の頃の美術部の同窓会。なぜか京都にいる僕が幹事だったが14人集まってくれた。もう高校生ではなく大人になった先輩、後輩、同級生。それでもみんなが集まると当時の空気が自然と戻ってくる。幹事をやってよかった。
その中には中国の女の子が一人。5年前、中国に帰ることになった時、僕ら美術部のみんなで色紙を書いて渡した。5年振りの再会。それを彼女は未だに大切に持っていてくれて、元気が無い時はいつもこの色紙に励まされていたと言ってくれた。目の奥がじわってきた。まだ大学生だけど心は漫画家でありアニメーター。僕は彼女をこれからも応援している。
8/7
里帰りも終わり、青春18切符で京都に帰る。夜は大学時代のジャズ部の同窓会。僕は実は大学の1回生の頃ジャズ部にいた。正確に言うと1回生の頃くらいしかいなかった。それにも関わらず温かく迎えてくれた皆さんに感謝でした。みんなでセッションした。その場で誰でも参加できてしまうジャズの素晴らしさを思った。
今から思うとすごい人たちがこの部活に居たんだなぁと思った。なんせ僕とあっきーさん(4/17 GOOD TIME MUSIC!! 企画者)はこのジャズ部で初めて知り合った。僕からすれば当時も今も大先輩のあっきーさん。当時は雲の上の存在だと思っていた人と今は次の企画(GOOD TIME MUSIC!! vol.2 )のことを話している。不思議な気分だ。でもそれは僕らが音楽を"続けて"いるからだよとあっきーさんは言ってくれた。続けていくことの大事さ。音楽を続けていきたいと改めて思った。
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