僕が大学入学したての1回生の頃、軽音楽部に入って初めてVo.Gtをやらせてもらったバンドが「Togari(トガリ)」と言います。僕はそのTogariというバンドを卒業するまでの4年間続けていました。今日はそのTogariのお話を。
Togariは1回生の僕が2回生のDrの方、3回生のBaの方に誘われて始まりました。3回生のBaの方の思いつき、「歌ってみなよ」という一言から僕は歌わせてもらうことになりました。Gtしかやったことなくて、3ピースで歌いながら弾くなんてできるだろうかという不安を抱きながらだったのを覚えています。
ただ、歌い出したら、「なんで今まで歌ってこなかったんだろう」というくらいの歓びを覚えてしまいました。その思いからオリジナルの曲を作りたいと思うようになり、ツバクラメを1回生の夏の終わりから始めるまでに至ったのです。つまり、Togariのおかげで今の僕は、ツバクラメはあるといっても過言ではありません。
Togariは様々な名曲をカバーするバンドになりました。例えばユーミン、スピッツ、くるり、などなどほとんど僕の趣味に偏っていましたが。
僕が2回生になった頃にはよりPOPにしようと1回生のKey(キーボード)を迎え、メンバーが1、2、3、4回生となりました。僕はここであることを思いつくのです。
次の年。僕が3回生になった頃、Baの方が卒業されたので新しい1回生のBaを迎えて、またしてもメンバーが1、2、3、4回生となりました。
さらに次の年。僕が4回生になった頃、Drの方が卒業されたので新しい1回生のDrえて、またしてもメンバーが1、2、3、4回生となりました。
こうしていけばもしかしたら軽音楽部の中でずっと続いていくバンドになるのではないか。というなんともわがままな夢です。
さらに次の年。僕が卒業した今、なんと僕の代わりに1回生のVo.Gtの女の子が入って、Togariは続いているのです。
今日、初めて観客としてTogariのライブを観てきました。描いていた夢みたいな光景がそこにありました。「Togariは今年で5年目です!」と言って、いつものようにユーミンの「ルージュの伝言」からライブは始まりました。
ライブ最後の曲。1回生の頃から4年間カバーしていた、大学生の頃のあれこれ思い出がいっぱい詰まった曲をやってくれました。曲ついての素敵なMCの後、くるりの「ばらの花」。
涙を流すつもりなんてなかったのになぁ。大好きなあの曲を大好きな君らに演奏されたらかなわないや。
そうだよ。
おもいっきり 泣いたり 笑ったり しようぜ。
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